はじめに
在宅での看取りが話題になっていますが、人によっては病院で旅立つことがいい場合だってある。
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在宅も病院も
どちらもメリットデメリットがあるのはみなさんご存知だと思います。
自分が置かれている状況や背景も踏まえて
ご自身に合った!そのご家族に合った! 選択が何より大切になってきます
みなさん共通の情報からだけで選択するのではなく
ご自身やご家族の状況や【心】も含めて整理をする
ここがグリーフケアのひとつの関わりです。
後々生きていく中で、ご自身の選択が後悔ではなく生きる支えになる!
自分が、家族が
我慢でなく、納得するために
繋(つなぐ)は心を込めてサポートいたします????. .
~病院で生き抜くことを選択されたご夫婦のお話しです~
先日、阿蘇のやまなみハイウェイに咲く大輪のダリアを目にしたときに
いつも笑顔を絶やすことなく
『お父さん来たよ!』と、元気よく病室に入っていく奥さんが、このダリアの花のような方なんです. .
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ダリヤのように笑顔で来る奥さんに『お〜〜ありがとうありがとう』と、目を細めて穏やかな微笑みで迎え入れる患者さん
かき氷を食べていたのをやめて、『お前も食べろ』と渡す姿が自然体
急いで奥さんのかき氷も作ってきたなぁ
お部屋には必ず庭先で咲いている花が数輪生けてありました。ある日彼岸花を手に面会に来た奥さん
ご主人の大好きな花だと教えてくれました????. .
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痛みもコントロールが出来て穏やかな日々を過ごしながらも、ゆっくりゆっくり旅立ちの時が近づいてきていたある日
なんとなく奥さんの表情に引っかかるものを感じ、お声をかけたら
一気に涙を流されて、こう言われたの. . . 『覚悟しているけど、辛いね。あの人に涙は絶対に見せたくないの。ずっとずっと冗談を言って、お互いが励まし続けてきたから…だから私は笑っていたいの。でも最近日に日に弱っていくあの人を見ていると…苦しくて』そう話された
病室に入る前に
しっかりと泣いて、自分自身の心に向き合った時間
泣いて泣いて
想いを出し切れるように
奥さんの
肩に手を当てて
私は聴くだけ????. .
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はぁーーーーー!スッキリしたわ。ありがとうね
また頑張れる
お父さんとこに行ってくる!
そう話された奥さんへ
笑顔で居続れるようにサポートしていきます
と返したわたし
奥さん
患者さんの意識がなくなるまで、ずっと笑顔を通されました
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ある日の夜中
足がだらしいみたい…そう付き添いの妹さんから呼ばれました。
マッサージをしていた時の出来事です
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かなり衰弱しており、数日かもしれないとの先生からの説明に、奥さんと患者さんの実妹さんとが一緒に泊まって交代で付き添われていたの
マッサージをしていると
患者さんが
『おい、○○(奥様)は?』妹さんが『ん?おるよ。起こそうか?』と言うと
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いやいや、寝ているんだな
うんうん それでいい それでいい
良かった 良かった
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そう目を細めて、いつもと同じ優しい微笑みで頷かれたの
そして患者さんから
看護師さん いつもありがとう ありがとう
ここに来て良かったよ
みんなが助かる
苦労をかけなくて済むんだよ
ありがとう
マッサージするわたしに
同じ微笑みで手を合わされました
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在宅(自宅)は思い出が沢山沢山詰まった宝箱空間、病院は24時間専門スタッフがすぐに対応ができる安心空間
場所の選択はとても大切。生き抜くために、どの場所が自分らしくあれるのか、、それはとても大きいと思います。その選択をするときに、やれるかやれないで判断するのはもうやめましょう(*^-^*)
まずは、こうありたい自分を見つめること。自分の心の声を知ること。自分でその思いに気付き受け止めてあげること。。。そこからだと思います。
どのように生きるか。心と身体はひとつです!
長くなりそうなので、つづく・・・とします。
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