空や自然は、私を深い悲しみから救ってくれ
そして沢山の患者さんを癒してくれた
この写真は朝焼けと雲海、そして阿蘇五岳です。
大切な人を失い、途方に暮れながらも生きていかないといけない・・・
そのバランスをとるために、導かれたひとつ・・・写真
深い悲しみのど真ん中にいた当時の私は、熊本の雄大な空と風景を撮り続けていました。
雲海写真ともなれば、早朝にも関わらずギャラリーの数は凄し!
周りは揃って一眼レフカメラが並ぶ中でiPhoneを構えるわたし・・・
空を撮るきっかけ
緩和ケア病棟の患者さんたちは、この病室の四角い窓の空だけなんだよな・・・と、ふと思ったの。
ある30代の患者さんとの会話から、『空を見るのが好きなんです。雲っていいですよね。写真集までもってましたよ』
そう笑って話す姿に、それまでに撮っていた雲空写真をお見せしたの。
『わぁ~~~もっと見せて!もっと撮ってきて!見たい見たい』
その患者さんと私の住まいは、同じ校区内であったため、見慣れた風景と空の写真もお届けしていました。
後で気づいたのは、悲しみからの一歩となった写真と自然とのふれ合いが、患者さんの生きるエネルギーとなっていた。
患者さんの喜びは、いつしか私にとっても生きること・悲しみへのケアに繋がっていたってこと。
最初の写真も、この写真も・・・・今はこの場所から撮ることはできません。
熊本地震で立ち入り禁止区域となっているからです。私にとって大切な宝物
死別の悲しみという経験が見せてくれた風景・景色・・・
空を眺めている時は 大切な人を感じ繋がる時間
子供の頃から、空には天使がいたり、亡くなった方々が昇っている場所・・・・
そんな話をしたり、空想したことないですか?
この光の道は、光芒や天使の梯子(はしご)と言われています。
だから、空を眺め故人を偲ぶ方って多いように思うのです。
空を見上げる時は大切な失った宝を偲びつながれる時間
そんな日ごろの無意識を、昨日のこの空から感じたのでありました。
大切な宝を失って、ひとり空を眺めている あなた
誰かに胸の内を語れていますか
ひとりで悲しみを抱えていませんか
つなぐ は、そんなあなたのサポーターです
一般社団法人 つなぐ ➡ http://tsunagu-ito.com/
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