社会福祉法人日生会の皆様と、心ある看取りについて感じるという学びの時間をお届けしてきました。
看取りの基礎はこころだと私は考えております。しかし私自身にも経験がございますが、死を看取ることに慣れていないため、不安で仕方ないのです。その不安を解消するために、技術や知識ばかりを詰め込もうとすると、ルーチン業務となってきたり、問題が形変われば戸惑ったりしてしまうのです。勿論それぞれプロの立ち位置での知識や技術は大切ですが、そこに心がないとどうなると思いますか?離職率の増加だけでなく、ご遺族の悲しみを新たにケアする側が増やしてしまう・・・まだまだあります。
とても危険な事で、哀しい結果となってしまいかねません。
それを防ぐためにも、私は知識をお届けする前に、感じる心の育成からスタートする形を取っております。基礎でも最低3時間枠は必要ではありましたが、1時間という短い時間の中で、どれだけお届けできるのか挑戦。
参加された日生会のスタッフの皆さんは、とても感受性が高くご自身の死生観を感じる・考えるという事を、この1時間で掴まれたのではないでしょうか。看取りはそこからスタートです。
きっかけ作りになっていたならと思います。
講義をさせていただき、こちらも学び深かったです。
日生会の皆様、ありがとうございました????