球磨郡あさぎり町にある、社会福祉法人つつじが丘学園様より、これから先、大切な利用者様の看取りをしていくにあたり
スタッフの看取りへの不安から取り組まなければ、決して温かな看取りには繋がらないのではないかとの、施設長の思いから
弊社のMITORISM~看取り編~の基礎研修のご依頼がありました。
研修前に、何度か施設長の死生観や看取りへの思いをお聞きしました。
大切なスタッフが、利用者様から託された大事な看取りで疲弊させたくはない!
その思いを軸に昨日より研修がスタート。約3時間、みなさん一生懸命に向き合っていただきました!
自分事として看取りを捉えていく作業が組み込まれているため、『自分と向き合う時間』は、少しお疲れになったのではないでしょうか。
看取りは、医療者であっても、自分自身を含めた、関わる人の心の支えまで向き合っている人は、ごく一握りの時代に私たちは生きています。(関わりたくても、十分に関われない現状もあります)
誰かひとりが背負うものではなく、
利用者(患者)さんとそのご家族もチームの一員として取り組むことが必要となってきます。
知識・技術のスキルも大事です。しかし、同時に個人~その施設のチームとしての人としての心構えを先に導入することで、各々が自身に必要な学び(自己受容・自尊心・死生観など)に気付き、自分から身に着けていくものではないでしょうか。
やらされ感ではなく、自分が施設の看取りに必要な存在なんだと思えるきっかけになるような時間を作っていきたいと思います。
つつじが丘学園様のスタッフのおひとり、おひとりが、利用者さんへ人として寄り添いたいという思いがあるスタッフさんばかりだと、アンケートからも随所に見られました。次の研修からは、このアンケートをもとに、スタッフの皆さんが求めている内容を組み入れた研修を作ってお持ちしたいと思います。
ZEROからのスタート。共にやっていきましょう! MITORISM~看取り・グリーフケア編~詳細はこちら
帰りに、人吉インター近くにある 国宝 青井阿蘇神社。手を合わせてお詣りが済んだ直後、奥の社殿が閉じられるという滑り込みセーフな時間でしたが
つつじが丘学園のスタッフの皆さんが、チームで支え合い、安心して温かな気持ちで看取りに取り組める施設となった姿をお願いできました。