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グリーフケアとは (概論)


グリーフGrief とグリーフケアGrief care
喪失と立ち直りの思いとの間で揺れる時
死別を経験しますと、しらずしらずに亡くなった人を思い慕う気持ちを中心に湧き起こる感情・情緒に心が占有されそうな自分に気づきます(喪失に関係するさまざま思い:「喪失」としてまとめます)。また一方では死別という現実に対応して、この窮地をなんとかしようと努力を試みています(現実に対応しようとする思い:「立ち直りの思い」としてまとめます)。この共存する二つの間で揺れ動き、なんとも不安定な状態となります。同時に身体上にも不愉快な反応・違和感を経験します。これらを「グリーフ」と言います。グリーフの時期には「自分とは何か」「死とは…」「死者とは…」など実存への問いかけをも行っています。
このような状態にある人に、さりげなく寄り添い、援助することを「グリーフケア」と言います。

人生における危機を、回復をもたらす力(レジリアンス)となる転機に
大切な人を亡くした時の悲しみが、深く複雑なものとなりやすい現代に生きる私達です。それは悲しみに寄り添う人の存在感が薄れたためです。

実際、死別経験者は、感情にふたをしてしまい十分に悲しむことができずに、長年にわたる未処理感を燻(くすぶ)る人と、また一方では、予想を超えるような感情のゆさぶりに苦しむ人々がいます。今後は後者のような方が増えていくかもしれません。

この苦痛の期間とは、まさに“人生危機”の時期にあたりますが、キチンと対処がなされれば、発想や生き方までも変えうるような個人のパラダイムシフトへとつなぐエネルギーを秘めてもいる大切な時でもあるのです。
死別を経験しグリーフに陥り、突然不慣れな環境におしこまれた時に、じっくりと繰り言を傾聴してくれる人、さりげなく寄りそうサポート・ケアは大変心強いものです。サポートにより自ら進むべき道を確認するきっかけになります。これらの援助を「グリーフケア」といいます。人生の節目において、「苦境はチャンスだった」と後々思えるようにお力添えができるケアを目指したいと考えております。
一般社団法人日本グリーフケア協会より

親、兄弟、姉妹、配偶者、友人だけでなく、生活を共にしているペットとの別れによって、大きな悲嘆(グリーフ)に襲われている人に対するサポートのこと。
大切な人を亡くしたからといって、終止符など打てません。終止符を打つのではなく、失ったからこそ見えてくる繋がりを感じ、新たに紡いでいくことが必要なように感じます。
深い悲しみの中でひとりで繋がりを探すのが辛いとき、悲しみから一歩前に進みたいときに、そっと寄り添い共に歩みます。それがグリーフケアです。
また、遺族となってしまった人たちに、どんな支えが必要なのか、どんな言葉が傷つけてしまうのか、ちょっとした知識がさりげないサポート力となってきます。
グリーフケアとは特別なものではありません。ちょっとした心配りや思いやりなのです。

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